果たして軍事のない政治・外交で平和は成しえるのか。

 皆さんは軍事的なことに対してどのような感情を抱いているでしょうか?戦後の教育によって反戦思想が蔓延している中で、果たしてそれは正しいのかどうかについて今回は述べていきたいと思います。

 

 

 まず軍事とはどのようなものかと言いますと、「軍の運用方法」ということが出来ます。ではなぜこれが必要となってくるのでしょうか?

 皆さんも一度は思ったことがあるのではないでしょうか?「軍隊がいなければ戦争は起きなくなるのでは?」と。確かに世界中の国が軍隊を放棄すれば世界平和が成しえるかもしれません。しかしそれは一斉に実行しなければ不可能です。国際関係で同盟も結んでいない国を信頼することは難しいでしょう。

 よって現状でこの主張は意味をなさないため、今回はここで隅っこに置いておきます。

 

 

 皆さんは「抑止力」とという言葉を聞いたことはあるでしょうか?実は軍隊の存在理由にはこの概念が大事になってくるのです。

 だれも軍人に真っ向から喧嘩を売ってやろうとは思わないでしょう(そもそも喧嘩はしないようにしましょう)。それは訓練で体や技術を鍛えた人と喧嘩してもすぐに負けてしまうこと目に見えているからです。負けることを理解しているから手を出せないのです。

 このように攻撃を思いとどまらせる心理的なものが「抑止力」なのです。これは人によって表現仕方は変わってきますが、全体像はそれほど変わりません。

 

 世界中の国々はこの抑止力によって国を防衛しているのです。たとえそれが見せかけのものでも、受け取る相手が脅威と感じれば抑止力になるのです。

 

 この抑止力には防衛だけでなく、外交にも有利に動くことが多々あります。外交の失敗は武力で解決するのが国際関係の必然なのです。その為、日本もアメリカの言いなりになっている時も幾度かありました。それは経済にも影響してくるため、一国の軍事力は国防だけでなく、外交・経済にも強く結びついている分野なのです。

 それを蔑ろにしたらどうなろうのでしょうか?

 

 現在日本を取り巻くアジア情勢はかなり緊迫しています。中国が太平洋に進出しようと目論んでいる今、日本は本当に軍事力を高めなくていいのでしょうか?今のままで日本やアジアの平和を守れるのでしょうか?

 

 今こそ日本人として「自分の国は自分で守る」ということに目覚め、祖国防衛に尽力を尽くしていくべきなのです。

 

 そう考えると冒頭で述べた「反戦思想」は間違いであると言えるのではないでしょうか?

 

 

 

 この記事が皆さんの考える材料になれれば幸いです。