京アニ放火事件による被害者の実名報道は必要か？

京アニ放火事件から一ヶ月以上が経ちました。被害に会われた方々には、ご冥福申し上げます。

さて、当初は約10名の実名報道がされていましたが、最近被害者25名の実名報道に関して、世間を騒がしている。

経緯としては、各報道機関が京都府警に被害者の実名を公表して欲しいとの依頼があり、現在に至るところです。（間違ってたらすみません）

府警は身元公表について、全犠牲者の遺族に対して取材対応の拒否や実名公表の可否について意見を聴取するなどした。その結果として、報道各社に対し「この遺族は取材対応を拒否している」などと、遺族それぞれの意向を伝えた。

引用産経新聞 2019.8.27 20:06

　また、実名公表を拒否する遺族もいるとした上で、身元公表に踏み切った理由について「事件の重大性に加え、社会的関心が非常に高く公益性があるため、公表した方がいいと判断した」と説明した。

引用産経新聞 2019.8.27 20:06

上記のように、実名公表に対し拒否する遺族がいるにも関わらず、「公益性がある」といった大義名分の下、公表に至ったということらしい。

果たして本当に重要な「公益性」を有しているのだろうか？

少なくとも、自分はないと思っている。犯人の実名や情報ならいざ知らず、被害者の実名を報道して一体何になるのか。人情を持ち合わすことのない記者が、遺族に寄って集って取材を強行するであろう。

マスコミにとっては、良い金稼ぎの材料として公益性があると思うが、我々にとっては知ろうが知るまいが公益性はない。実名公表したところで、事件について新しい情報が得られる可能性は極めて低く、反発を買うだけだ。

それに被害者の実名無しで、事件を解決できないようでは、日本の国家機関としてあるまじき姿であると思う。

一方、 NHKや毎日新聞は節度のある取材をしていくといったような事を言っていた気がするが、果たして可能だろうか？今一つ信用できない。

今回とは関係が無いと思うが、震災の際にもマスコミは取材だと言い、避難所に押し寄せたが、それが避難されている方々に迷惑がかかっている事を知らないのだろうか？

有名なメンタリストのDaiGoもyoutubeで彼自身の意見を述べている。

リンクを貼っておくので視聴をお勧めする。

以上のように、今回の一件による実名の公表は、真っ向から反対である。

マスコミ及び府警には、今一度考え直して頂きたい。

今後の「京都アニメーション」の復興と亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

今後とも我が日本国が発展する事を願う。

もし、誤字脱字があれば、ご指摘お願いいたします。